関係人口として塩尻に関わり始めて3年目となる北原陽子さん。塩尻DAO構想にも関わり、今も塩尻DAOのメインメンバーとして活動しています。

北原さんと塩尻の出会いのきっかけから、なぜ「塩尻DAO」に参加したのか。そして、今後の目標や想いについてインタビューしてきました！

【プロフィール】
北原 陽子（きたはら ようこ）
愛知県岡崎市出身。土木を学び、まちに興味を持ち不動産業界へ。ホテル開発、民泊・農泊開発のほか、インキュベーション施設の運営等を経験し、現在は鉄道沿線の開発業務に従事。プライベートでは愛知岐阜のほか、長野や関東にてまちを軸として活動中。趣味は息子と遊ぶこと、みんなでわいわいとお酒をのむこと。

塩尻のまちづくりが気になる。実践からしか得られない学びがあると思い立つ、「塩尻CxOLab」へ飛び込む。

――塩尻と関わりをもつようになったきっかけは何ですか？
いつか地元愛知でまちづくりの仕事に関わっていきたいと考えていました。私の中で塩尻のまちづくりは以前から注目していて、ちょうど育児休暇のタイミングで時間ができたので、本格的に調査してみたいと考えるようになりました。ただ訪れるだけでは観光になってしまうし、より深い情報は得られないと感じました。なので、塩尻CxOLabのように地域事業者のリアルな課題に触れれらる実践型プロジェクトは、まさに私がもとめていてる体験でしたので、迷わず飛び込みました。

――まちづくりのどこに興味を惹かれたのですか？
先進性と挑戦の姿勢です。たとえば、まだまだ関係人口という言葉が十分に普及していない時期から、関係人口創出の先進的な事例を作っていたり、市民からイノベーションが創出されていくことを目指した「スナバ」というコワーキングスペース施設が運用されていたりと、一歩先をゆくような新しいことに挑戦していく姿勢に興味を持ちました。この姿勢はどのように生まれているのか。どんなプレイヤーが関わっているのか。勉強してみたいと感じるようになりました。

「人」と「関わりしろ」が交わる交差点が塩尻。ここにいると、好奇心が満たされ、成長できる実感がある。

―――塩尻CxOLabに参加してみてどうしでしたか？
期待値以上の満足度でした。まず、参加したメンバーの熱量の高さにとても影響を受けました。さらには、運営との距離感が近く、1on1などのサポート体制が充実していたので、さいごまで一致団結してプロジェクトをやり切れたことがよかったです。3ヶ月間のプロジェクト期間がちょうど良かったです。

―――関わる続ける理由は？
塩尻に関わっていると、成長できる実感があります。塩尻は、常に関わりしろとなる課題をうまく外部に伝え、受け入れる寛容性があります。そこに、熱量が高い人材が自然と集まってくる。人材の流動性もあり、常に多様なコミュニティが形成されています。なので、塩尻に関わり続けることで、好奇心が満たされたり、新しい価値観に触れたり、新しい課題に触れたりと、常に自分をアップデートしてくれるような体験があります。

まちづくり×DAOの可能性を探りたい。

――塩尻DAOの立ち上げに参画した理由は？
DAOとまちづくりの事例でまだまだ少ないと思っています。だからこそ、塩尻DAOが塩尻のまちづくりにどのような影響を与えていくのか、それを間近で見続けていたいと思っています。

事例は少ないと言え、地域活性化を目指したDAOはいくつかあります。なので、そのようなDAOに入ることで得られる学びもあると思っています。しかし、塩尻DAOは0→1に関われ貴重なフェーズでした。ここで得られることは、私の本業にも持ち帰ることができる実践知だと思い参加しました。

――DAO×まちづくりの可能性はどこに？
ふるさと納税は、納税で地域に貢献する。一方でNFTというツールは、納税以外で地域に貢献するという、地域貢献への新たなチャンネルになる可能性があるのではないかと思っています。NFTを購入することで塩尻DAOに入り、自分ができることや興味があることベースで関わる。誰しもが地域に地縁があるわけではないので、関わりしろをオープンにかつフラットに開いてくれることは、貴重な機会です。

――さいごに。塩尻DAOでやってみたいことを教えてください！
転職したばかりで本業が多忙であったりと思うように関われていない部分もありますが、関われる時に関わるというスタンスがまだDAOらしくて良いなと思っています。

私は、広報的な立ち位置で塩尻DAOに貢献していきたいと考えています。この人が塩尻DAOに関わったらwin-winになりそうだなーと思う方や企業をどんどん繋げていきたいです！

（取材・構成／保延祐希）

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