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Live the life you love ~自分の挑戦やスキルでコミュニティに貢献する中で、「本当に自分らしい生き方」に気付ける人が1人でも増えたらいいな。

塩尻DAOの元気印、ムードメーカーでラジオ「塩尻DAO日和」のパーソナリティでもある甲守弘さん(通称:かぶっち)。
塩尻の副業人材を募集する活動「複活」から塩尻に関係人口として携わってくれているかぶっちが、なぜ塩尻に関わることになったのか、塩尻CxO Labから継続して新たに始まるコミュニティ「塩尻DAO」に参加した理由、今後の目標や想いについてお話いただきました。

【プロフィール】
かぶと・もりひろ(かぶっち)
運輸系企業に勤務し、運送、予約、営業、IT企画を担当。現在は総務を担当。社内外の地域創生プログラムに参加経験多数。最近では東京マラソンのボランティアリーダー、ラジオのパーソナリティーやアマチュア対象のスタンダップコメディにも挑戦している。


人生を後悔しないために、積極的にいろいろな活動に参加

ーーかぶっちが塩尻に関わったきっかけを教えてください。

東京で「1分で話せ」というピッチイベントに参加し、当時塩尻市役所職員だった山田崇さんと知り合ったのがきっかけです。そのイベントの参加者は20人くらいいたのですが、その中でひときわ目立っていた人が山田さんでした。山田さんのピッチがとにかく素晴らしく、ずっと印象に残っていました。

子供のころは地元のボーイスカウトに入り、色々なことに果敢に挑戦する子供時代を送りました。大企業で会社員生活を送るなか、43歳で脳卒中を発症。そこから回復することは出来たのですが、このまま死んでいたら自分の人生を絶対後悔したはず、だからもっと広い世界を知りたい、挑戦してみたいと、社内外のいろんなイベントに積極的に参加し始めました。そこでTeam WAA!という島田由香さん主宰のコミュニティに入り、福岡県うきは市という地域に関わったことをきっかけに、”地域”が面白いことを認識したんです。

スタンダップコメディやラジオのパーソナリティにもチャレンジ

その後もいろんな地域のプログラムに参加しましたが、ある時、「複活」という副業マッチングプログラムに出会いました。いくつかあった地域の中から塩尻を選んでエントリーし、採用していただいたことから塩尻とのご縁が始まりました。塩尻に決めたのは、東京のイベントで出会った山田さんの印象が強烈だったからだと思います。

塩尻は新しい挑戦を提供してくれ、隠れた能力を発見してくれる場所

ーーはじめて塩尻に来た時の印象を教えてください。

初めて塩尻に来たのは、2021年に「複活」の活動で大沼製作所を訪れた時です。塩尻市はめっちゃ田舎だと思ったのですが、しっかりした都市で、かといって冷たい印象はありませんでした。ただ場所に対しては強い印象はなく、塩尻市に住む地元出身の人、それから外部から移住してきた人が「おもしろい!」という印象を持ちました。

「複活」プログラムで結成された「チームNUMACCI」のメンバーと

ーーかぶっちが塩尻に関わり続けようと思う塩尻の魅力ってなんだと思いますか?

子供の頃に体験したボーイスカウトのようなワクワクする体験が実現出来るのが塩尻の魅力だと思います。

大沼製作所では、副業人材8人で「チームNUMACCI」というプロジェクトチームを結成して課題に取り組みました。当初、グループワークで進める中、何かの分野のエキスパートではない自分が、どうすればそのグループやコミュニティに貢献出来るかという問いに、答えが見つけられませんでした。

そこで、コーディネーターの横山さんに相談したところ、「そのグループのファシリテーターをやってみてはどうか」と勧められました。その時は自分がファシリテーターの能力など持っているとは思っていませんでしたが、実際にやってみて、自分のファシリで初対面のメンバーがだんだん打ち解けていく過程が面白いと感じました。こうやって実際に機会をもらったおかげで、自分の新しい可能性(ソフトスキル)に気付くことができました。

私にとって塩尻は、新しい挑戦を提供してくれる場所であり、隠れた能力を発見してくれる場所であると思っています。

▼大沼製作所での副業についての詳細記事:

塩尻の魅力満載の、人間臭い、人情味たっぷりのコミュニティへ

ーー塩尻DAOに参加しようとおもった理由を教えてください。

塩尻で始まるプロジェクトは、何が起こるかワクワクするので、どんなイベントでも一度参加しようと思っていました。

ただ、Web3やDAOは未知の世界だったので、最初は自分が貢献できるところがないと感じ、途中で諦めそうになったんです。そんな時、塩尻CxO Labで一緒だったメンバーが参加していて話しやすい環境を提供して下さったり、ラジオやコミュニティ運営などにも関わるようになって、自分にも居場所があるんだと思えたことが続けるモチベーションになりました。

気心の知れた塩尻CxO Labのメンバー

また、塩尻で新しいコミュニティを作るという活動自体にワクワクしたと同時に、塩尻DAOが始まって1年後、2年後に、あの時ファウンダーとして関わっていてよかったな、と思えると感じたからです。今後このコミュニティがどうなるのか、何が起こるかわからないワクワクした感じがとても面白いです。

ーー塩尻DAOではどのような役割を担っていますか?また塩尻DAOに期待していることは何ですか?

塩尻DAOでは、「塩尻DAO日和」というコミュニティメンバーについて紹介するラジオのパーソナリティーとして活動を行っており、定期的にコミュニティメンバーにインタビューをしています。またコミュニティチームにも属しており、メンバーのオンボーディングやDiscordのチャンネル設計などに対してユーザー目線で意見を提案しています。

正直、Web3やDAO、NFTなどの難しい知識や世界観は分かりませんが(笑)、塩尻を舞台にしたコミュニティづくりには非常に興味があります。

新しい取組みなので大変なこともあると思いますが、塩尻ならではの面白い現象や出会いに期待しています。また、塩尻DAOの運営が持続的に回りだした時に、塩尻らしい人間臭い、そして人情たっぷりのコミュニティを確立できるのではないかと思っています。

Live the life you love ーーー 自分が愛する人生を生きる。

ーーかぶっちの夢を教えてください

脳卒中から復帰した時に思ったことですが、NO REGRET=悔いのない人生を生きたいです。

先日、東京マラソンにボランティアリーダーとして参加しました。去年からボランティアとして参加し、マラソンのボランティアというのが実は孤独で大変な作業だと感じていました。そこで、当日はずっとボランティア1人1人を励まし続けてサポートすることに徹しました。

大会の最後に、ボランティアの1人1人が1日の振返りのコメントを共有する際に、「ハードな1日だったけれども、ボランティアリーダーの人柄で頑張れた」と言ってくれた方がいて、涙が出そうになりました。

Live the life you love ーーー 自分が愛する人生を生きる。

自分がやったことのない事を通じて意外な自分を発見し、その自分の挑戦やスキルで所属しているコミュニティに貢献する中で、「本当に自分らしい生き方」に気付ける人が1人でも増えたらいいなって思っています。このような姿や行動を1人でも多くの人に広げていけたらいいですね。

東京マラソンではボランティアリーダーとして活躍

(取材・構成/片山 憲)

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