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のりしおな人

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塩尻で活躍する人、塩尻に住んでいないけれども、関係人口として塩尻で活動している人をクローズアップします。
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#地域課題

“できない”と声をあげることで人材がつながる。3年間参加して感じた塩尻カルチャー

愛知県庁に勤める山肥田徳文さんには「塩尻CxO Lab」に3年連続でご参加いただいています。塩尻にまつわるイベントへの参加率も高く、関係人口のベテランと言っても過言ではありません。今年は塩尻で行う新しいスポーツ大会を企画すべく、ご参加いただいています。 3年前に初めて参加したキッカケは「副業・兼業人材を活用する仕組みが気になったから」。2026年に愛知・名古屋で開催する「アジア競技大会」などで、その仕組みを活用できるかもしれないと考えたそうです。 参加する中で感じたのは「

巻き込まれることを楽しんだ塩尻滞在。考える環境におかれて見えてきた、地域でやりたいこと。

クラウドファンディングを通して2022年3月に書籍「いっぽ」を出版した、東京大学在学中の早川芽生さん(以下、めいちゃん)。「“まちづくり”とはなんだろう?」という疑問から塩尻に辿り着き、滞在4ヶ月間の出会いや感じたことをまとめた体験記です。 「塩尻では、楽しくいろんなことに巻き込まれて、“体験のわらしべ長者”のような体験ができました。塩尻は、これからの人生でも迷った時に帰ってきたい場所です。」と話します。 現在は休学して、全国各地で“体験のわらしべ長者”をしているめいちゃ

楽しさを見出し、挑戦の場をつくる秘訣は、地域への主体性

塩尻駅の改札を出て、東階段を降りた中二階の一角。2022年6月にワインバー「アイマニSHIOJIRI(以下アイマニ)」がオープンしました。 ぶどうの産地である塩尻が誇るワイナリーが醸した、こだわりワインを楽しめます。 店舗の工事設計をボランティアで担当したのは、JR東日本に務める西宮竜也さん。アイマニ事業者である地域ベンチャー企業と、オープンに向けて、会社の枠を超えた個人の活動として協働しました。 「会社としてではなく、自分ごととしてお手伝いした結果、店舗を形にできたことは