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塩尻には想いを受け止めてくれる人がいる。自分がやりたいことを実現できる場所なのかもしれない。「塩尻(Shiojiri)DAO」の可能性

「塩尻DAO」でコミュニティメンバーとして活躍されている渋谷 真友奈さん。
「塩尻CxO Lab」への参加をきっかけに塩尻に関わり、その後も定期的に塩尻に訪れ、度々深い会議?飲み会?をするなど、今では「塩尻DAO」に欠かせない存在になっています。

そんな、渋谷 真友奈さんに、好きなアウトドアの話、塩尻への想いや期待など、お話を伺いました。

【プロフィール】
渋谷 真友奈(しぶや まゆな)
東京都東村山市出身。神奈川県川崎市在住。
ウエディングプランナー、婚活事業のイベント企画の経験を経て、約1年前からアウトドアメディアのCS/CXを担当。
2022年元旦から登山にはまり、地方移住を検討中。


アウトドアが日常にプラスオンであったら、人生を豊かにしてくれる。その喜びを感じる人をもっと増やしたい。

――今どんなお仕事をしているのですか?

今はアウトドアメディアの会社でカスタマーサポートをしています。
現職では主にキャンプ用品のレンタル事業と、キャンプギアのECサイト事業を担当していて、キャンプをやりたいけどキャンプ用品を持ってない人やもっと充実させたい人に対してキャンプの成功体験を作ってもらう業務をしています。
また何かトラブルがあったときでも、できる限り気持ちに寄り添う対応を心がけていて、キャンプ自体や担当している商品を好きでいてもらいたいという気持ちで働いています。

お客様対応というと、いわゆるコールセンター、電話対応のイメージが強いと思いますが、私自身が目標にしているCX(カスタマーエクスペリエンス)は、顧客満足度を大切にしながら、プラスで売上に貢献していける部署であることなので、今はレンタルの事業でもフェスやイベント出店の担当もしており、売上向上施策にも関わっています。

――なぜキャンプ・アウトドアが好きなんですか?

元々アウトドアはそんなに好きじゃなかったんですよ。
キャンプってパリピがやるもんだと思っていて(笑)
大学出ていなくて専門卒なのもあって、サークル活動もしたことがなくてなんとなく苦手意識があったんですけど、2年前の元旦に、仲の良い先輩に登山に連れていってもらったんです。
元々自然がすごく好きだったんですけど、そこで体を動かして自然に楽しむ、登山っていうアクティビティに触れた時に、何か自分の人生観・世界観がすごく変わった気がして、それから登山にすごくハマっちゃって…

休みで天気が悪くなければ、いや、逆に雨でも行きたい、みたいな生活を1年弱ぐらいしてて、今まで自分の人生にアウトドアというものが無かったのに、人生にアウトドアというものがあったら、ものすごくいい世界だなって思って。
日常に絶対なくてはならないものじゃないけど、プラスオンであったらすごく人生を豊かにしてくれるものだなと思った時に、そういう喜びを感じる人をもっと増やしていきたいなって思い、その想いからアウトドア業界で働きたいと思うようになりました。

拠点はもう山梨か長野だなって思ってるんですよ。

――塩尻に関わりを持ったきっかけは何だったんですか?

2023年の塩尻CxOLabに4期生として関わったのがきっかけです。

――どのように塩尻CxOLabを見つけたのですか?

もともと登山を始めたのをきっかけに、自然がすごく好きでありながら、川崎在住、東京に勤めていて、割とゴミゴミしてたり、人がたくさんいるところに住んでるのにギャップを感じ始めていて、そういうところではなくて、ゆくゆくは田舎で暮らしたいと思っていて。
例えば、都心だと同じマンションでも隣にどんな人が住んでるかわからないことが多いけど、田舎では住んでる人がどんな人か知ってるみたいな、そういうアットホームな生活をしたい、憧れがあります。

ゆくゆくは地方移住をしたいな、今住んでるところじゃない土地で自分の人生をまた1からやってみたいという想いを抱くようになって。
過去には、愛媛県で地域おこし協力隊の体験、静岡で1週間移住体験とかしてみたり。
いろいろやり始めて、自分の拠点をどこにしようかなって考えたときに、ずっと関東で暮らしているから、どうしても交友関係のある関東へ行きやすいところであること。
かつ、やっぱり山がすごく好きなので、山や自然に溢れてるところがいいなーって思って。
拠点はもう山梨か長野だなって思ってるんですよ。

そして、もともと長野県に行くことが多かったんですけど、でもまだ具体的に決めてたわけじゃなかったので、長野の広いエリアで自分が働きたい、生活したいところを探していて。長野県の情報を見れるサイトや求人をいろいろ探している中で、たまたまのりしおを見つけたんです。
そして、塩尻CxOLabを見つけ、さらに、テーマの中にGLAMPINGBASE enCamp(グランピングベース・エンキャンプ)のお題があり、自分がやりたいことにハマりそう!と思い、塩尻CxOLabに参加しました。

GLAMPINGBASE enCamp(グランピングベース・エンキャンプ)

塩尻には想いを受け止めてくれる、ポジティブな世界観を持っている人たちがいる。

――初めて来たときの塩尻の印象はどうでしたか?
私は山が好きなので、塩尻駅で降りて商店街とかを歩いてると、山がすごくきれいに見えるんですよね。
何か自然に囲まれてるけど、変な威圧感が無くて、すごく良い雰囲気がある街並みだなーって思った記憶があります。

――塩尻のどんなところが好きですか?なぜ継続して来ているのですか?
一番は塩尻に自分が知っている好きな人たちがいることだと思っています。
なかなか地域で知り合いを新たにつくるって難しいじゃないですか?
それが塩尻CxOLabに関わることによって、自分の知っている人が塩尻にいて、その人たちが、自分がこういう情報が欲しいとか、こういうことしたいとか、悪意なく、否定せずに受け止めてくれていて。
すごくポジティブな世界観を持っている人たちが塩尻にいるっていうのはすごく大きいことだなと思います。

――塩尻CxOLabのプログラムが終わったあと、なぜ「塩尻DAO」にも関わっていこうと思ったのですか?

もともと、塩尻CxOLabで関わっていくテーマを決めたときにenCampのお題もいいなと思いつつ、テーマオーナー保延さんのNFTを活用した関係人口創出のお題もすごく興味があって、実は、どっちを選ぶかすごく悩んだんですよね。
でも、最終的に自分の仕事に活かしたいと思ったので、enCampのお題にしたんですけど、いろいろ話を聞いてる中で、根本的に『地域とその地域に住んでない人の関わり』っていうのにすごく興味があったんです。
裏テーマでは、今後も自分の居場所を見つけたい、塩尻との関わりしろを持っていたい、もっと繋がりを作っておきたいという思いもあり、「塩尻DAO」に関わろうと決めました。
初めはDAOとか全然わからなくて、どちらかというと自分が地域と関わっていきたいという私利私欲のようなものが動機だったんですけどね。

でも、なんだかんだでもうすぐ1年弱ぐらいみんなと関わっていて、なんとなく塩尻に居る人たちのことが分かってきて、何か自分の中で、コミュニティの一つになってきたところはあるのかなと思います。
ここまで継続できたのは、個別に声かけてくれたり、コアメンバーの方々が関係性を継続しようってしてくれてたのは大きいかなと思います。

塩尻のことを愛してくれる人が増えたらいいな。

――まゆなさんが考える「塩尻DAO」の可能性は何だと思いますか?
その地域の持っている問題が可視化されて、それが地域外の人が一緒に解決することができるというのは「塩尻DAO」の魅力かなと思っています。
そもそも、可視化されることがあんまりないというか、こんなことが上がってくるのか!?みたいなことも「塩尻DAO」で上がってくるだろうし、それを塩尻で解決出来そうな人が見つからなくても、日本には解決できる能力を持ってる人がきっとたくさんいて、そういう人たちが塩尻に住んでなかったとしても、オンラインとかも含めて関わりしろが持てて、かつ、塩尻のことを愛してくれるみたいなのが出来てきたら、地域の可能性がすごく広がってくるし、その人自身の可能性も広がってくるかなと思うので、それが出来てくることが魅力なのかなと思ったりしますね。

また、仕事とは違う自分の可能性、新たな視点に気づいたり、新しく始まることに関われるのは、すごくワクワクしています。

――まゆなさんが今後目指すもの、目標はなんですか?

自然や山がすごく好きなので、自然を通して自分のプライベートをも充実させていきたいなと思ってます。
自分の第2、第3の拠点のように、今とはまた違う場所をまた別の場所で作っていって、その場所でその地域に住んでいる人に対して貢献ができるような自分でいたいなと思っています。
それがもしかしたら塩尻かもしれないですね(笑)
そんな生活がしていけたらなと思ってます。

取材日:2024年3月13日
(取材・構成/助川 富美恵)

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