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【塩尻DAO Monthlyマガジン】 2024年12月号

2024年5月1日にスタートした、長野県塩尻市のリアルな地域課題を題材に、住民、行政、関係人口、企業が交わり、つながりを深め、共感を起点に共創を進める実践型のコミュニティ「塩尻DAO」。

【塩尻DAO Monthlyマガジン】では、毎月1回、塩尻DAOの最新情報をピックアップしてご紹介していきます。

今月は、一年の終わりを迎え、改めて2024年の活動を振り返るととともに、2025年の展望をまとめました。ぜひご一読ください!!HOTなプロジェクトは、雑談会で偶発的に生まれた塩尻ツアー構想について、ちょこっとだけご紹介します。


🍇今月のトピック

2024年の振り返り

2024年は、塩尻DAOが誕生した記念すべき1年でした。立ち上げには多くの苦労があり、その後も挑戦の連続でしたね。本当にお疲れ様でした!そして、この1年を共に過ごした皆さんに心から感謝しております。

塩尻DAO2年目を迎える前に、改めて「Why:なぜやるのか?」「What:何を目指すのか?」「How:どうやって実現するのか?」の3つの視点から整理し、2年目の挑戦に臨みたいと思います!


🔸Why:なぜやるの?

「人と地域の可能性を拓く」ため

塩尻DAOの目的は、地域に関わる個人と、それを受け入れる地域が交わり、新たな才能や可能性を引き出すことです。

異なる考え方や価値観が交わることで、不調和が生じることもあります。しかし、対話やコミュニケーションを重ねる中で、新たな発見や視点が生まれ、双方にとって成長の機会となります。

この体験を「面白い!」と感じたり、この価値をより多くの人々に届けたいという思いが、塩尻DAOを形作る原動力であり、いま集まっているメンバーのモチベーションにもなっているのかなと感じてます!

🔸What:何をやるの?

「地域への入り口をつくり、多様な個人が交差する場を提供する」

塩尻DAOでは、地域外の人々(関係人口)が気軽に地域とつながる「入り口」をつくり、そこから継続的に交流が生まれる「場」を提供していく。

この場では偶然の出会いから共感が生まれ、対話を通じて新しいアイデアが育まれ、そのアイデアが地域で実装される過程で、人々の新たな才能や可能性が発見されていきます。このアイデアは、地域の活性化につながる取り組みになるかもしれません。

地域にはまだ多くの「余白(課題)」があり、新しい挑戦を受け入れる土壌が整っていると思います。また、人材が不足していることもあり、「競争」ではなく「応援」文化が根付いているのも特徴です。塩尻はその文化が特に強く、挑戦者を受け入れる環境が整っています。

この「余白」と「応援」の文化を活かし、地域をより多様で面白い場所にすることが、塩尻DAOがやることです。そして、このプロセスに誰もがアクセスできる仕組みを整えることが当面の目標です!!

🔸HOW:どうやるの?

「Web3を活用した仕組みづくり」

従来、地域活動への貢献はボランティア的な側面が強く、その成果が見えにくい課題がありました。しかし、DAOの導入により、貢献をブロックチェーン上で可視化し、NFTやトークンを通じて報酬を提供できる仕組みを構築することが可能になります。(2024年時点では、まだ実現できてません。)

この報酬は、経済的価値に限らず、活動者が評価や信用を得られる仕組みを含んでいくと考えてます。

このような環境が整うことで、一人ひとりが自律的かつ積極的に共創に参加できるようになる1つのインセンティブになるのではないかと考えてます。(そうなるかどうかを、今後は検証していきます。)そして、それが結果として塩尻DAOのミッション達成につながると信じています。

来年に向けて

2024年は、メンバー一人ひとりの自律的な活動によって少しずつ前進しました!しかし手を広げ過ぎてしまい、一部の取り組みが中途半端になった反省もありました。この教訓を活かし、2025年は課題を段階的に整理し、一つひとつ着実に解決する1年にしたいと考えています。

塩尻DAOはまだ道半ばであり、答えのない新しい領域に挑戦している状況です。だからこそ、多様な意見を共有し、対話を通じて進むべき方向性を議論していく場を増やしていきたいと考えています!!

最後になりますが、この1年間、塩尻DAOに関わってくださったすべての方々に心から感謝を申し上げます。そして、来年も皆さんと一緒に新たな挑戦に取り組めることを心から楽しみにしています。

皆さん、良いお年をお迎えください!

🍇HOTなプロジェクト紹介

塩尻ツアー構想(仮)

「これからの地域に求められる、旅行代理店の機能と可能性とは?」
雑談会でのそんな問いから、偶発的に始まった塩尻ツアー構想。

塩尻DAOメンバーが企画を考え、塩尻DAO参加を検討中の方々に塩尻の魅力を紹介するツアーをつくりあげる ーーー そんな企画が動き出しそうです。

ツアーイメージ(奈良井宿)

オンライン雑談会で、「こんなのあったらいいよね。」とゆるゆるとアイデアを出し合うなかで企画が生まれ、メンバーの自律的な動きによってそれが実際に形になっていくって素敵ですよね。

ツアー日程は3月の下旬ごろを予定しているとのこと。また詳細が決定したらお知らせさせていただきますので、ぜひお楽しみに!

🍇今月のメンバー紹介

このコーナーでは、塩尻DAOの個性たっぷりなメンバーをご紹介していきます。今月は、塩尻との関わりが「人生を変える」転機となり、今では塩尻ワインサークルの運営やコミュニティヴィンヤードのヴィンヤード長を務め、塩尻での活動の幅を広げられている西宮竜也さん(たっさん)をご紹介します。コミュニティヴィンヤード運営における持続的なコミュニティ実現に向けての取り組みなど、今後のDAO運営でも参考にできそうなお話を聞かせていただきました。

🍇コウちゃんケンちゃんのweb3コラム

このコラムは、独断と偏見にまみれたweb3信者コウちゃんとケンちゃんが、毎月web3に関するお役立ち情報配信という名の布教活動や、その他web3愛や不満、web3に関したり関さなかったりする個人的な思いをぶちまけるはけ口として機能するカオスな場です。みなさんが、ゾクゾク、ドキドキ、ワクワクするような沼に引きずり込みますので覚悟してお読みくださいね!

今月のコラム by コウちゃん:
日本発・主権型イーサリアム完全互換レイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain」

11月27日に日本発・主権型イーサリアム完全互換レイヤー1ブロックチェーン「Japan Smart Chain」(以下、JSCと呼ぶ)の開発が発表されました。伊藤穰一氏とPaidyの創業者ラッセル・カマーなど、日本を牽引するIT、金融業界の重鎮が開発に携わっています。

Web3への関心が高まる中、日本がweb3産業で世界と戦っていくためには、日本の複雑な法規制や消費者保護の障壁をクリアし、外国の法規制や外部からの不当な影響を受けない設計が必要でした。JSCは、これらの課題をクリアし、顧客体験を向上させ、日本のweb3産業の発展をブーストすることを目指しているようです。

実際、JSCでは、KYC(本人確認)やAML(マネーロンダリング対策)などの規制対応がブロックチェーンに組み込まれており、法規制も準拠されている設計となっているようです。少し専門的な話をすると、バリデーターが登録された日本国内に存在する人だけであるので、バリデーターの視点からたてば、日本全土を舞台としたパーミッション型のブロックチェーンであるものの、ユーザーレベルで見れば、世界にオープンになっており、誰でもアクセス可能となっているようです。分散性という観点で見れば、少し中央集権的ですが、今後は政府や信頼できる企業と連携をとって進めていくようであり、今後も目が離せません!

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【塩尻DAO Monthlyマガジン】では、これからも毎月塩尻DAOの旬のトピックスをお届けしていきます。どうぞお楽しみに!!

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