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地方×副業の波にのる!副業人材の活用による事業推進。塩尻発ベンチャー企業に注目!

こんにちは。のりしお編集部です。

本日は、副業人材を活用し、クラウドファンディングに挑戦している、塩尻発ベンチャー企業、ハタケホットケさんをご紹介します。

今回は、ハタケホットケ創業メンバーである日吉さんと平田さんにインタビューをさせていただきました。クラウドファンディングの話はもちろん、副業人材の活用に至った経緯や、副業人材活用における事業推進の可能性についてお伺いしました。

  • 副業人材を活用して、事業を推進していきたい!と考えている地域事業者の方

  • 塩尻市が好きだから、何か仕事を通じて関わりたいと考えている方

塩尻市では、副業人材の活用を推進すべく、さまざまな取り組みに挑戦しています!ぜひ本記事を参考にしてください!

ハタケホットケって何の会社?

HPから引用

株式会社ハタケホットケ(長野県塩尻市 代表:日吉有為)は、IoT、AI、ロボティクスといった最新テクノロジーを活用することで、農家さんの重労働問題の解決や、農業をクリエイティブな仕事へと変革し、農業人口の若返りを目指す、塩尻発のベンチャー企業です。

「ハタケホットケ」とは、「畑を放っておく」ことを意味しているそうです!一度聞いたら忘れない名前ですね!

現場で感じた課題を製品開発に活かす

クラウドファンディンページから引用

ベンチャー企業ならではのスピード感で事業を推進していく同社。メンバーが農作業を体験し、現場で感じた課題を事業開発のタネにしていく。今まさにクラウドファンディングに挑戦している「ミズ二ゴール」は、自分達がやりたくない草抜き作業を自動化できないかという問題意識から生まれた商品だそうです。

「ミズ二ゴール」は、除草作業という重労働の問題解決を通じて、無農薬のお米を流通させたいという農家さんの想いを実現させる画期的な製品なのです!

事業推進のハードルとなった人材不足問題

「ミズ二ゴール」のアイデアが生まれると、早速社内のエンジニアが試作品を開発。出来上がった試作品に手応えを感じ、量産化の検討を始めようとしたタイミングで、壁にぶつかります。

試作品の開発と、試作品の量産化は、同じ製品であっても、発生するコストや技術面での難易度が非常に高くなる

しかし、社内のエンジニアは一人だけ。また、経営メンバーは製造業の専門知識がなかったため、エンジニアが「何に困っているのか」「何を欲しているのか」すらわからない状況だったといいます。そのため、具体的なサポートができず、事業推進にブレーキがかかってしまう可能性がありました。

そこで、この問題を解決するために、製造業に知見のある新たな人材活用の検討を始めることにしたそうです。

しかし、資金が潤沢にないベンチャー企業にとって、有料の人材紹介や求人媒体は積極的に活用できる手段ではありませんでした。

その時に、塩尻市が民間企業と共同で開催している、「#複活」という人材マッチングイベントの存在を聞き、「無料で人材に出会えるチャンスなんてない。何かヒントやきっかけがもらえるかもしれない。」と、事業を推進させるための手がかりを掴みに参加されたそうです。

まさかのピンポイント人材とマッチング

マッチングイベント当日。参加者へのプレゼンが終わると、早速何名かの参加者とやり取りを行ったそうです。そのなかの一人が、たまたま製造業出身の方で、社内のエンジニアと意気投合。応募者の今までのご経験から、採用をすることを決めたそうです。

マッチング後から圧倒的なスピードで開発が進む

クラウドファンディンページから引用

「複活」は地方副業のマッチングイベントです。そのため、基本的に仕事のやりとりはオンラインがメイン。そんな状況でも、マッチングからわずか3ヶ月~4ヶ月後にクラウドファンディングの発表があったことを考えると圧倒的なスピードで事業課題を解決し、事業が推進したことがわかります。

現在も、GPSで電波を受信して自動運転が可能になる基盤づくりを担当しているとのこと。副業人材の存在なくして、事業の推進はなかったと言われるほど、同社の事業推進に必要な存在だったとのことです。

副業人材を活用する上で難しかったこと

副業人材の活用で事業を大きく推進した同社でしたが、苦労した点もあったといいます。

今回のような地方副業のマッチングでは、勤務条件や金銭面の条件を先に提示する一般の採用とは異なり、人材側は地域課題解決に貢献したい、事業者の挑戦をサポートしたいという”想い”や”共感”、”やりがい”を重視して応募を決めます。だからこそ、いざ報酬などをすり合わせる段階で、どの程度の条件を提示すればよいのか頭を悩ませたそうです。

しかし、そこは「#複活」の人材マッチングコーディネータが、徹底的にサポート。お互いがWin-Winの関係を結べるように条件面での希望もうまく間に入り、調整。最終的には双方が納得いく条件でマッチングが成立したといいます。

これから地方副業に挑戦したい方へ

今後も事業のフェーズごとに必要な人材は変わっていくからこそ、スポットで人材を確保できる副業に魅力を感じたお二人。ただそれは副業人材を雇う事業者側だけにメリットがあるのではなく、求職者側にもメリットがあるとお話しています。

1つの企業に収入源を頼ってしまうと、良くも悪くもその企業の意向に従わざる得なくなってしまうと過去の経験からお話されるお二人。

複数の収入源を確保できる副業はそういう観点からおすすめできると評価されていました。

みんなで応援しましょう!!

クラウドファンディンページから引用

副業人材の活用をきっかけに、事業を推進し、「ミズ二ゴール」の開発に成功したハタケホットケさんのご紹介でした。

「農業をもっと楽しく!」という素敵なビジョンを掲げる同社の「挑戦」をみなさんで一緒に盛り上げていきませんか?

▼【クラウドファンディング】食の安全も人の労力も地球環境も!最新テクノロジーで持続可能な農業へ
https://camp-fire.jp/projects/552639/activities?tags=%E3%83%8F%E3%82%BF%E3%82%B1%E3%83%9B%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%B1

塩尻市では、地方副業に興味がある人材と、副業人材を活用して事業を推進させたい事業者とのマッチングの機会創出に力を入れています。

▼MEGURUプロジェクト
https://shiojiri-city.note.jp/n/n800db98b9e33
▼複活
https://travel.jobhub.jp/hataraku/683.php