【塩尻CxOLab2023】#地域プレーヤーインタビュー:NFTを活用した自律分散型コミュニティの創出ー関係人口創出の舞台となる「en.to」でプロトタイピング
こんにちは、のりしお編集部です。
今年もいよいよ、塩尻市の関係人口コミュニティ「塩尻CxO Lab」が開幕します!
「塩尻CxO Lab」は、塩尻市の地域プレーヤーと”関係人口”と呼ばれる地域外の方たちが、協働で地域課題の解決や魅力の再発見を行うコミュニティ。
今年で第4シーズンをむかえます。
3カ月のプログラムでは、課題当事者である地域のプレーヤーが掲げる課題を深掘りし、解決の方向性を示す「仕様書」の作成に取り組みます。
▼塩尻CxO Labプログラムの詳細はこちらをご覧ください:
今回の記事では、自らのテーマを掲げて参画する3人の地域プレーヤーのお一人、保延祐希さんのインタビューをお届けします!
保延さんは、「暮らし方や働き方の多様性が生まれる社会を創りたい」という志のもと、多拠点居住プラットフォームを運営する(株)ADDressで働きながら、塩尻市の地域おこし協力隊として関係人口創出に携わっています。
塩尻CxO Lab運営事務局の一員でもある保延さんですが、今回は”地域プレーヤー”の一人として、「地域に関わる人」と「地域」がwin-winの関係を結び、持続的に共創が生まれていく仕組みづくりにチャレンジします。
ーー今回のプロジェクトについて教えてください。
今回のプロジェクトは、NFTという技術を活用した自律分散型のコミュニティ(DAO)の立ち上げをテーマとしています。
このコミュニティの目標は、関係人口として地域に関わる「個人」と関係人口を受け入れる側の「地域」との持続可能な共創関係を目指しています!
ーー「en.to」というのは何ですか?
en.toは、塩尻の中心市街地に今年9月ごろオープン予定の滞在型交流拠点です。空き家の片付けからはじまったen.toの立ち上げには地域内外の多くの人が関わっており、今後もいろいろな協働・共創が生まれる場となっていく予定です。
今回のプロジェクトでは、まずはこのen.toを中心としたコミュニティ形成に取り組み、検証を行っていきたいと思っています。
<参考>120%の支援を達成した滞在型交流拠点en.toクラファン:
ーープロジェクトが生まれたきっかけや背景は?
地方自治体にとって人口減少が避けられない状況にある中で、観光に来た「交流人口」以上、移住した「定住人口」未満の、地域と多様に関わる「関係人口」の存在がますます重要になってきています。塩尻市では、他自治体に先駆けて、関係人口創出に向けた様々な取り組みを行ってきました。
その結果、日本全国から多様なバックグラウンドやスキル、想いを持ったたくさんの方が、塩尻に関わってくださるようになりました。
その中からは、地域事業者と信頼関係を構築し、地域の事業推進に貢献したり、塩尻CxO Labの運営メンバーに参画したり、二拠点生活を始めたり、自らプロジェクトを立ち上げたりするなど、さまざまな形の活動が生まれています。
しかし、せっかく「関わりたい」「地域に貢献したい」と思っても、地域のニーズを理解して自分の役割をみつけることが難しかったり、一歩踏み出すきっかけが得られなかったりという理由で、「もっと主体的に地域に関わりたいけど、関われない」ケースも多いことがわかってきました。
それに対して、受け入れ側がコーディネートや情報発信に割けるリソースが不足しているという課題も浮かび上がってきました。
塩尻を好きになり、継続的に関わりたいという想いを示してくださる多くの方に、もっと開かれた場が提供できないか。
そんな風に考えていた中で、DAOという概念に出会い、これが1つの解決策になるのではないか?と直感的に感じ、取り組むことを決めました。
ーー塩尻CxO Labメンバーのみなさんに期待することは?
本事業のターゲットは、まさにみなさんのような「地域に何かしらの形で関わりたい!」という想いを持ってくださる方です。
なので、みなさんお一人お一人が地域側に求めることをヒアリングさせていただきながら、プロトタイプを作っていきたいと思います。
願わくば、そのコミュニティの初期メンバーとして一緒にコミュニティ形成に関わっていくことができたら嬉しく思っています。
ーー最後に、意気込みを教えてください!
私自身、テーマオーナーとして全力で楽しみたいと思っています!!
このプロジェクトは、0→1フェーズの事業なので、まずは私たちが実現した未来を信じ、楽しむことがすごく重要なのではないかと思っています。
NFTという新しい技術も絡んでくるテーマですし、NFTを活用した関係人口創出の取り組みは事例も少なく、ハードな部分もあるかと思いますが。笑
お互いの個性が尊重され、混ざり合うことで、想像もできていなかったアウトプットが出せるのではないかとワクワクしております!
どうぞよろしくお願いいたします。