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【地域プレーヤーインタビュー】長和町で好きを生業につなげるカルチャー拠点の開設

こんにちは、のりしお編集部・保延です。

本日は2022年のCxOLabに地域プレイヤーとして参加される上野さんについて紹介をしていきます。

CxOLabとは?気になる方はこちらのリンクから!

上野さんがどんな想いやきっかけでプロジェクトに取り組まれているのか、インタビューを通じて迫っていきたいと思います!

ーーまず初めに上野さんが立ち上げたプロジェクトについておしえてください。

このプロジェクトは、「好きなことを誰かの価値に変える場」と「様々な人が混ざり合って、文化を醸成する場」という2つの要素を持ち合わせた場所づくりプロジェクトです。

立ち上げの背景には、まだまだ固定概念やレールに縛られた上で、人生の選択をしてしまっている方が多いように感じたことがあります。

実際に私もそんな一人でして…。

このプロジェクトとは別に、学生向けのインターンシッププログラムをつくっています。大学生の就職ミスマッチを減らし、自己実現を叶えることができる企業に就職する機会を創出していくためです。

しかし、私自身が地域おこし協力隊に着任し、地域で多様に働く人とのコミュニケーションをとっていく中で、新しい選択肢もあっていいと思うようになりました。

そもそも、大学を卒業し当たり前のように企業に就職するというのも、固定概念に囚われているなーと。もちろん、就職することを否定しているという意味ではありません。

実際に、私が現在暮らしている長野県長和町では、自分の好きなことや、やりたいことを生業にして、生きている人がいます。

共感できる企業で働く楽しさも、好きなことを生業にする面白さも、どちらも若い人を中心に知って欲しいなと思うようになりました。

そこで、今回のプログラムの構想に至りました。自分の好きなことを追求していくことが、誰かの価値になっていく瞬間を見たり、または自分心身が体現していくことができるチャレンジの場所を作っていくことで、押し殺していた選択肢を肯定したり、全く新しい道を見つけることのきっかけになるのではないかと思っています。

ただチャレンジができる場所だけを設けても、人の出入りは増えないようにも思っています。そこで、人の出入りが日常的に生まれ、偶発的な出会いや新たな文化が生まれる場所を作っていくためにも、遊びとカルチャーを軸に、シアタールームを2階に作っていきたいと構想しています。

こちらの建物が今回のプロジェクトで使用される物件です。

ーーそもそもこのプロジェクトを立ち上げたきっかけは?

きっかけは、コロナの影響で強制的に留学が終わってしまったことです。正直、とても落ち込みました。

その反動で、バイトに打ち込むことにしました(笑)。しかし、コロナの影響で、大手スーパーのレジ打ちバイトしか求人がありませんでした…。

1日8時間ひたすらレジを打ち続ける仕事だったので、「このままレジを打って私の一生終わるのか…」という悟りを開きました(笑)

その時に、人は何か考えることをしないと後退してくのではないか?という考えが生まれ、このまま当たり前のように就職活動をしていく未来に不安を感じるようになりました。レジ打ちバイトと同じ結果が待っているのではないかと。

当たり前と考えられている生き方以外でも肯定されるような新しい仕組みや道を作れるようになりたいという想いが生まれましたね。

固定概念にしばられ、自分を殺すような生き方よりも、自分らしい生き方を肯定し、生きていける人を増やしたい。自分もそうなりたいと。それが、今回のプロジェクトを立ち上げたきっかけになっていると思います。

ーーどんな方が関わってくださることを期待していますか?

価値観が近い人がいいなーと思っています。

実は以前、スタートアップ支援のアクセラレーションプログラムに参加したことあります。優秀な方が集まるプログラムだったのですが、アドバイスをくださる方と価値観が合わずに、最終的に挫折をしました。

稼ぐことは大切だと認識はしています。しかし、それ以上に、この事業は地域や人の心にインパクトを与えられる事業なのかという視点でディスカッションができる人に来て欲しいなと思っています!

あとは、面白い人がいですね〜(笑)
いまの社会や時代に事業を適応させていくよりも、自分たちのこだわりや追求したいことを、どのように今の社会や時代にフィットさせていくのかという考えを持っている人に来て欲しいと思っています!

ーー最後に、今後の意気込みを教えてください!

難しいですね〜(笑)

何事も楽しいことが第一だと思いますので、参加してくださる方と一緒に全力で楽しみながらプロジェクトを推進していきたいと思います!