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【塩尻CxOLab2023】#地域プレーヤーインタビュー:「実家の農地どうしよう?」〜都市部に住む農家の孫・子供に情報と選択肢を〜

こんにちは、のりしお編集部です。
今年もいよいよ、塩尻市の関係人口コミュニティ「塩尻CxO Lab」が開幕します!

「塩尻CxO Lab」は、塩尻市の地域プレーヤーと”関係人口”と呼ばれる地域外の方たちが、協働で地域課題の解決や魅力の再発見を行うコミュニティ
今年で第4シーズンをむかえます。

3カ月のプログラムでは、課題当事者である地域のプレーヤーが掲げる課題を深掘りし、解決の方向性を示す「仕様書」の作成に取り組みます。

▼塩尻CxO Labプログラムの詳細はこちらをご覧ください:

今回の記事では、自らのテーマを掲げて参画する3人の地域プレーヤーのお一人、武田卓哉さんのインタビューをお届けします!

武田さんは、お父さんの実家が塩尻にあり、幼少期から度々塩尻を訪れていました。昨年、塩尻CxO Labの存在を知り、第3期のプログラムに参加。ワインをテーマとしたプロジェクトに「仕様書」作成の伴走メンバーとして関わりました。

それをきっかけに度々塩尻に足を運ぶようになるうち、自分自身の身近にある地域課題に気付きます。自分と同じような立場にある人と一緒に知恵を出し合い、問題を整理していけないか。
そんな想いから、今年は自らプロジェクトを立ち上げ、”地域プレーヤー”として手を挙げました。

ーー今回のプロジェクトについて教えてください。

“農地の事業承継と可能性を考える”をテーマとして、いろいろなステークホルダーから話を聞いて情報を集めたり、課題を整理しながら、より意味のある活用を検討していきたいと考えています。

ーープロジェクトが生まれたきっかけや背景は?

塩尻を毎月のように訪れ、父親とのコミュニケーションが増えるなか、「うちの農地はこの先どうしていくのか?」という話がでるようになりました。
自分に相続されるかもしれない農地を、どんな風に活用していけばよいのか、どんな選択肢があるのか。

これは自分だけでなく、同世代で同じ立場の人が抱える共通の課題だと思い至ったんです。
どうせなら、当事者の自分ひとりで解決しようとするのではなく、農家の事業承継を市全体の課題と捉えて、みんなで考えられるのではないかと感じました。

ーープログラム期間中の活動イメージを教えてください。

塩尻市の農業団体や農家さんと対話する機会と塩尻市外に住む僕のような立場の人たちと対話する機会を設け、塩尻CxO Labメンバーのみなさんと一緒にインタビューを行っていきたいと思っています。
それを踏まえて、課題感やどんな選択肢があるのかを整理していければ、と考えています。

ーー塩尻CxO Labメンバーのみなさんに期待することは?

それぞれが得意なことを持ち寄って、知恵を出し合っていけることを期待しています。両親が塩尻で農地を持っている僕と同じようなパターンの人や、実家が農家の人、現役農家さんの孫世代にあたる学生さんや20代の方など・・・いろんなメンバーが参加してくれると面白いなと思います。

また、自分自身が横浜在住でインタビューに現地を訪れる時間がなかなかとりにくいため、塩尻市内や近隣の市町村にお住まいの方のご参加も大歓迎です。

ーー最後に、意気込みを教えてください!

どんなアウトプットになるのか、とにかく楽しみです。いろんな選択肢が出てきそうで。

農地活用の方法にしても、専業農家になるのか、半農半Xや「農ある暮らし」の実践の場とするのか。
育てるものは果樹になるのか、野菜畑になるのか、田んぼになるのか。
農業以外で活用していく方法もあると思います。

今は、農業に携わる人は、プロの現役農家さんか、ちょっと農業をやってみたいというビギナーの方はいるけれど、その中間がいないと感じます。
選択肢を増やして、色んなレイヤーでのバッターボックスを用意する、みたいなことができればいいなと思います。それによって、塩尻の中だけでも、農に関わっている人以外が食べ物を買う時の選択肢が広がっていくと思うんです。

自分としての「農地どうしよう」問題へのソリューションが見出せればベストですが、そういったことをみんなで考えて整理していけるだけでも嬉しいですね。

「仕様書」のイメージは全く固まっていませんが、どうなっても面白そうだし、どうなっていくのか、そのプロセス自体を楽しみたいですね!




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