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「心」と「身体」の健康が維持できる地域の交流拠点をつくりたい!!【第五期塩尻Labテーマオーナーインタビュー】

こんにちは、のりしお編集部です。
今年もいよいよ、塩尻市の関係人口コミュニティ「塩尻Lab」が開幕します!

「塩尻Lab」は、塩尻市の地域プレーヤーと”関係人口”と呼ばれる地域外の方たちが、協働で地域課題の解決や魅力の再発見を行うコミュニティ。今年で第5シーズンをむかえます。

約2カ月のプログラムでは、課題当事者である地域のプレーヤー(テーマオーナー)が掲げる課題を深掘りし、解決の方向性を示す「仕様書」の作成に取り組みます。

▼塩尻Labプログラムの詳細はこちらをご覧ください:

今回の記事では、自らのテーマを掲げて参画する3人の地域プレーヤーのお一人、谷合俊明さんのインタビューをお届けします!

自己紹介🎉

ーーお名前(ニックネーム)

谷合俊明(とにー)

ーー現在のご職業や働き方を教えてください

足つぼ師、おねむり先生、地域と人を結ぶ人材系のNPOの職員

ーーご自身の趣味やバックグラウンドについて簡単に教えてください。

岐阜県生まれ、就職を期に愛知県に移り住む。育児休業中に転居を検討し、塩尻に移住。決め手は、「チャレンジに優しい町」。塩尻は、チャレンジしている大人がたくさんいて、行政をはじめその人たちを応援する風土がある。こんな町で子育てしたら、子供も伸び伸びと育つではないか。そんな期待を胸に移住を決断。現在は2児の父として、週末は市民農園で始めた野菜作りや、子どもと公園めぐりをしている。

テーマオーナーインタビュー🎤

ーー今回のプロジェクトについて教えてください。

現在暮らしている塩尻市北小野にて、人との「つながり」から「心」と「身体」の健康が維持できる、そんな取組みをしていきたいと考えています。

働き世代の若者、子育て世代の親御さん、小中学生、そして高齢者。町に暮らす多様な世代が交流し、つながっていく。そのつながりをきっかけに、「心」と「身体」が「健やか」になっていく。そんな居場所を作っていきたいです。

ーープロジェクトが生まれたきっかけや背景は?

2つあります。

1つ目は、過去に自分の健康を崩してしまった原体験です。25歳のとき、小売店の店長をやっていました。激務と人間関係で疲弊していた自覚はありましたが、病院の健康診断ではオールAだったので、「まあ、大丈夫でしょ!」とたかをくくっていました。そんな時、たまたま足診師の友人に足つぼをやってもらったら「今の状態、結構やばいよ。。。」と警告されました。友人とのつながりや、たまたま足診師であったという偶然が、あと一歩で鬱になりかけていた私を救ってくれました。この体験から、人は見かけや自らの意思では、健康問題(心と身体)が発生していても気づけないことを学びました。特に、根性で頑張ってしまう20代~30代の世代にこそ、隠れた不調を事前に気づかせてあげる機会の必要性を感じました。そこで、自分も足診師になり、不調が出てから通院したりするのではなく、日常的に体や心に目を向けられるようなサポートを取り組み始めるようになりました。

2つ目は、塩尻市北小野に移住したことです。7年前、定年後の父は岐阜から実家のある福井県の山間部に移住しました。自分より高齢の方ばかりの集落、役割も多く生活に馴染めずに鬱になり岐阜に帰ることになりました。そんな父の体験もあり、田舎のイメージは監視社会というイメージが着いてしまいました。なので、北小野に移住する際も警戒しながらでしたが、実態は全然違いました。地域の方々(主にその地域に長く暮らす高齢者の方)に監視ではなく、見守られている印象を受けました。道行く人に声をかけられて、時には野菜をもらったり、子どもを見守ってくれたり。子どもがいるからなのかもしれないが、地域の人たちで育ててくれている温かみを感じました。「なにかあったら声かけてね」と言ってくれるが、現実的にはあまり接点を持てていない現状に、もやもやを感じるように。というのも、高齢者の方の孤独死が増えてきているニュースも耳にし、我々世代が高齢者の方を見守っていく必要性を感じました。そして、子育て世代である私たちと見守ってくれる地域の高齢者との間に交流の機会を作っていけたら、素敵ではないかと考えるようになりました。

ーー具体的な取り組みと進捗状況

この構想を地域の人に伝え、共感者を募っているフェーズです。すでに数名、プロジェクトに賛同してくれえる仲間が見つかり、振興会の会合へ参加など、さらに共感者を募っています。

ーープロジェクトを進める上で、特に重視しているポイントは何ですか?

2つあります。

1つ目は、北小野に暮らす様々な世代や価値観をもつ方の意見を聞いていくことです。地域のニーズに耳を傾けていきたいと考えています。

2つ目は、私自身は、「足つぼ師」として参加し、足ツボを通じてコミュニティに貢献したいと思っていますが、他にも多様な関わり方をもって参加してくれるような設計にしたいです。スキルや才能が活かされる居場所としていきたいです。

ーー塩尻Labメンバーのみなさんに期待することは?

プロジェクトにかける「想い」はあるのですが、具体的に何から着手していけば良いのか。さらには、この居場所には「どんな要素」が必要なのか。十分に整理ができていない状況です。なので、地域住民の声(高齢者の方、子育て世代のご両親)を集めし、そこからどのようにプロダクトを組み立てていくのか、このプロセスに関心がある方や経験がある方に関わってもらえると嬉しいです!

また、医療や介護に詳しい方の知見が必要になると思っています。この領域については、知識や経験がないため、興味がある方や経験がある方に関わってもらえたら嬉しいと思ってます。

ーー最後に、意気込みを教えてください!

プロジェクトを通して自分も子ども、高齢者も「ここで暮らし続けたい!」と思えるような町に近づけていきたいです!